日本型近代家族モデルと、その容器としての住まいモデルの変遷を辿った半年をまとめる最終授業の日がやってきた。縦軸に「いろり端のある家」「茶の間のある家」「リビングのある家」「ワンルーム」というおなじみの四つの住まいモデルを配し、横軸には、「家族モデル」「住まい空間の管轄者」「就寝形態」「食事と団らんの形式」「調理場所」「排泄場所」「浴室」「その他」の項目を置いて縦線横線を引き、枡目をつくったプリントを用意した。
[参考サイト]
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受講生には、空欄を埋めてマトリックスを完成させてもらった。家族形態が「家」家族から「家庭」家族へ、その「家庭」家族もしだいに個室へ個人化してゆき、「ワンルーム」は一室住宅に一人の入居となる。「いろり端のある家」は父である旧家長が管轄し、「茶の間のある家」は夫たる新家長の管轄の下にあった。しかし夫が「リビングのある家」に滞在する時間が減って、家庭から撤退してゆくにつれ、家庭空間は妻の管轄下におかれる。部屋の時代の個室はそれぞれの個人が占有する空間である。