建築業界には、いまだにバックマージンやリベートの悪習が根強く残っており、役員どうして広報のあり方を話しあい、情報を公開することは、これらの誘惑を排除することにもつながる。広報活動はかならずしもかんたんなことではないが、できるだけ簡便に、イラストや写真で説明するのが好ましい。文章ばかりでは、詳細に説明したつもりでも、労多くして功少なしになりかねない。集合郵便受けに投げこまれるチラシといっしょに、ごみ箱に捨てられないようにする配慮も必要である。以上のことに留意したうえで、できることなら二ヵ月に一回ていどは「大規模修繕だより」を発行したい。「大規模修繕だより」や掲示板などで、最小限、広報しなければならない事項をつぎにあげておく。(1)大規模修繕工事の概要(運営の方法、実施時期、工事の内容など)(2)工事見積り依頼先の選定方法(3)工事発注先と発注金額(4)新しい外壁塗装の材料や色の考え方(5)改善工事の範囲と内容このうち「工事発注先と発注金額」は、広報だけではなく、管理組合総会を開催して工事発注会社の選定経過を説明したうえで、区分所有者の承認を得ることになる。
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