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維持費は愛車よりも書斎の方が安く済む

2011.12.09

知人は「車が俺の書斎だ」と称している。彼の場合、通勤にはむしろ電車の方が便利なので、車はあまり使わないが、家に自分の書斎がないので、一人になりたくなるとあてもなく車を駆り、適当なところにパークして考えごとをしたりすると言う。住居環境によっては自家用車が必需品である場合も多いが、一方、住宅内に自分の城がないため、右の例のように意識的でなくても、「一人になるための空間」として車を愛している人もかなり多いのではないか。

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車というものは、維持費がかかる。ガソリン代は別として、税金、保険、車検の費用、買い換えのための減価償却など、ほとんど走らなくてもかかる費用が馬鹿にならない。だから、本質的に車が好きな人は別として、こんな高価なものを不完全な書斎としておくことはない。小型乗用車一台分の出費を覚悟すれば、狭いながらも書斎を一つ作っておつりがくるくらいである。しかもこれならば光熱費以外の維持費はかからないので、その費用で設備を充実したり、本を買いこんだりすることもできる。小型車一台分の費用で、という制約を設けると、ぜいたくは言えないが、それでも同じ居住面積を確保するなら、メカニズムぎっしりの自動車よりも建築の方が安くつくのは当然である。





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