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漆喰の理想的な使い方

2011.10.14

漆喰も使い方を間違えると、その効果は半減する。漆喰は、表面を金鏝で押さえ込むより、木鏝で粗めに仕上げるのがコツである。金鏝で押さえると漆喰の中に含まれるメチルセルロースなどの成分が表面に薄い膜をつくり、空気中の炭酸ガスとの反応が抑制されてしまうからだ。漆喰を塗るときに、接着性を増すため布海苔や糊を入れるが、藁を蒸して発酵させたものが最も接着力が強い。発酵させると粘性物が藁から染み出してくるためだ。こうしてつくられた土佐漆喰は風雨に強く、台風銀座といわれる高知でも外壁材として耐久性を発揮している。漆喰壁をつくる場合、漆喰に貝灰(貝を焼いてっぶした粉)を半分くらいの比率で混合するといい。ざっくりとしたミクロな孔がたくさん開いた状態になり、炭酸化して硬化する反応が早くなるからだ。文化財クラスの漆喰には貝灰利用が多いのもうなずける。

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